1.利用目的

 さまざまな環境問題が叫ばれる昨今、自然環境の保全や自然との共生といった環境教育や自然教育の重要性がますます高まっています。管理棟から圃場ごしに見える桜島

 本施設は、桜島や錦江湾、また鹿児島市を展望できる地にあり、かつ施設内に森林や竹林とそれらに囲まれた圃場を有していることから、イノシシ、ウサギ、キジといった野生動物などを含めた自然を身近に感じることができます。(写真Click下さい→)

 この絶好の自然環境を生かして、自然と人間との関係を体験的に考察できる教員の要請を第一の利用目的としています。

 同時に、教員に限らずこのような人材の育成の場として多くの園児、生徒、学生への教育的利用も推進しています。

 また、このような自然環境と広大な圃場や森林環境を必要とする研究利用も重要な目的の一つであり、郡元キャンパスでは行えない様々な条件下での実験や調査研究が行われています。(写真Click下さい↓)

寺山公園より錦江湾から桜島を望む

2.沿革

 本施設は、昭和26年に寺山財団(昭和18年鹿児島師範学校卒業生の寄付金によって設立された財団法人鹿児島師範学校大典行幸並昇格記念事業会)から寄付を受けたものです。

 西郷隆盛開墾記念碑歴史的には、明治8年に西郷隆盛がこの地に開墾社を設立し、荒地を拓くとともに子弟の教育にあたった由緒ある場所でもあります。
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 戦時中には教育学部の前身でもある鹿児島師範学校が、この地に小屋を造り、教官と生徒が寝食を共にしながら食料増産に励みました。

 これら豊かな自然環境を研究や教育に活用するようにとの趣旨によって、前記財団が教育学部に寄付した土地です。

 教育学部所管後は「寺山総合試験地」として、昭和26年から46年にかけて同地の自然をいかす整備を進めつつ、適宜植林事業を行い、同時に一部を農場として園芸作物や飼料作物等の栽培に力をいれ、一方関係職員が同地を利用して生物・地学等の研究を行ってきました。

 昭和47年からは「教育学部附属寺山自然教育研究施設」と改称して教育・研究活動に利用しています。

寺山自然教育研究施設から鹿児島市内を望む

3.教育・研究活動の状況

 カシナガホイホイを使ってナラ枯れ調査を行う先生と学生この豊かな自然を生かして、教育学部理学部農学部などの教員により、自然教育の理論と実践に関する研究、森林の利用や作物の栽培など、総合的な研究が進められています。

 また、教育学部理学部農学部の学生が、この施設を利用した「栽培学実験実習」や「樹木実習」などの実験・実習を受講しており、さらに、この施設を活用して卒業論文や修士論文を作成する学部学生、大学院生、研究生も多くいます。

 教育学部附属学校(園)の園児児童生徒らは、この施設を訪れて自然を満喫し、昆虫や植物の観察に目を輝かせ、鳥の羽ばたきに耳を傾け、サツマイモやラッカセイの収穫に歓声をあげています。このような活動の場として活用されています。園児による芋ほり、写真を撮るのは園長先生

 以下、これらの活動の関連項目を記します。

  1. 教育

    ・実験・実習栽培に関する学習、地学に関する実習、樹木に関する実習等

    ・卒業論文:植物材料を大量に必要とする課題

    ・附属中学校・附属幼稚園:サツマイモの植え付けや芋ほり体験学習

  2. 研究

    ・不耕起草生栽培に関する研究

    ・樹木の巻枯らしに関する研究

    ・昆虫の生態に関する研究

    ・林床の植生に関する研究

  3. その他

    ・全学の学生団体SCP
    (Sustainable Campus Project、旧エコキャンパスプロジェクト)の自然農活動

    ・自然体験等の企画:寺山エコツアー等

    4.利用方法

    利用できる人

    原則として本学の教職員、学生及び附属学校(園)の園児・児童・生徒

    申し込みの手順

    詳しくは、利用申請書のダウンロードを含め[各種申請]ページに載せられております。そちらをご覧下さい。

    計画できる活動

    自然教育活動

    ・自然探究 ・労働(農林業の作業) ・天体観測 ・自由活動

    野外活動

    ・登山 ・ハイキング ・オリエンテーリング ・キャンプ等

     その他、利用者の[自主的な活動]も出来ます。皆様の積極的な活用をお待ちしております。